2011/06/19

吸血鬼ってなんでイケメンなの?

先日「ぼくのエリ」を観た。
いじめられっこの少年オスカーが恋をしたエリという少女は、200年の時を生きてきた吸血鬼だった、という、純粋でちょっとグロテスクなお話。吸血鬼映画といったら最近だと「トワイライト」なんかが流行ったみたいだけど、吸血鬼という設定も作品や物語によって異なっているのが面白い。しかし共通して言えるのが「吸血鬼って美男美女率高くね?」という事。

吸血鬼といえばアイルランド人作家、ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」(1897年)があまりに有名だ。モデルとなったブラン城があるルーマニアもまた、現代の吸血鬼事件が起こったとかなんとかで度々騒がれる地。凶悪な犯罪者なんかが転じて吸血鬼と呼ばれる事もしばしば。何にせよ吸血鬼という存在が、恐ろしいものの代名詞として登場するのが、伝承や都市伝説の元なのだろう。

一般的に吸血鬼とはその名の通りに人の血を吸って生きる夜の魔物、といったイメージで私たちの中に存在している。 日光と十字架とニンニクが苦手!そんな感じか。


2004年に公開されたスティーヴン・ソマーズ監督、ヒュー・ジャックマン主演の「ヴァン・ヘルシング」では吸血鬼も進化して、聖水や銀も効かない最強吸血鬼として登場する。ストーリー自体がかなりトンデモ系だったこと以外あまり記憶にないのが残念だが、黒い燕尾服になんだかイケメンなオーラが漂っていたことだけはしっかり覚えている。


また、2003年から順に3作品公開された「アンダーワールド」 シリーズも、吸血鬼一族と狼男一族の争いを描いた映画だが、一応吸血鬼一族は太陽光(紫外線)は苦手だし、銀の弾丸を心臓に撃たれると大ダメージという設定は生きていたように思う。そしてあの映画に描かれている吸血鬼たちも、退廃的な雰囲気の漂うゴシックな装いの屋敷に住み、全員見目麗しい方々ばかりだった。



さて、全体的に描かれる吸血鬼像ってイケメンが多い気がするのだが、「吸血鬼=美形」という像はいったいどこからやってきているのだろう。
気になって調べてみたところ、どうやら1931年公開のベラ・ルゴシ主演の「魔人ドラキュラ」が鍵になっているようだ。(動画はこちら)ベラ・ルゴシの気品溢れる黒いスーツにマント姿が人々に吸血鬼のイメージを植え付けたのである。それから数多くの俳優が吸血鬼を演じてきたが、皆見目麗しい美丈夫が演じるという流れに至ったらしい。余談だがまぁこの吸血鬼の元となったブラム・ストーカーの小説にはドラキュラ伯爵がイケメンだったという表現はないとかなんとか。
実写映画に関わらず日本でもライトノベルや漫画でも数多く題材にされている吸血鬼。イケメンの起源は「魔人ドラキュラ」。ちょっと観てみたい。

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