2009/06/04

Religions





先日、「天使と悪魔」を観た。
ダヴィンチ・コードよりは酷くない仕上がりかなあとは思ったものの、まあ相変わらず。宗教に関する知識のない人々が観たら真に受けてしまいそうな内容で少しぞっとする。秘密結社だとか、裏の歴史だとか、どうも我々はそういう類のものが好きらしい。


今回の映画、物語の最後に、新しい教皇の誕生を前に、枢機卿が主人公に向かって語るシーンが印象的。
「我々人間は完全ではない。だから宗教も完全ではないのだ。」
 実に的を射た表現であると思う。(この際、この言葉が神の存在を否定する、云々は一切無視させて頂く)宗教とは人がよりよく生きる道だと私は考えている。だから本来、宗教とは他人に強制されるものであってはならない。だが時に人はそれを政治や統治のために利用し、大衆を操る。今現在、宗教は世界中で人々の生活に多大な影響を与えている。我々日本人にはなじみの薄い話ではあるが、その効果は絶大だ。本来キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の「神」とは同じ神をあらわすが、その聖地を巡り、争いが絶えないことはご存知だろう。そしてその争いは、一部の専門家の間では、解決は絶望的で、我々人類が存続する間に和平を結ぶことは不可能だろうとさえ言われている。本来人々がより良く生きる道として示されるはずの宗教によって、人々が銃を取るのは、酷く矛盾しているし、恐ろしくて悲しい事だよね。だけどそれもきっと、人間の不完全さ故の結果なのだろう。その不完全さを克服するための手段を、我々は遥か昔から追い求めてきた。そしてこれからも、人間に課せられた目的、或いは目標であり続けるのだろう。より良く生きるためにも、考え続け、学び続けなければならないんだ、とまあある意味でいい戒めになる映画だった。
しかしこのシリーズ、教会関係者からのクレームが毎度の事ながら凄いんだろうなあ。

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